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【結婚式のつくりかた】プランナーから新郎新婦様へのご提案が出来るまで
  • Category : コラム
  • 2021.03.31

こんにちは。
The KAMAKURA WEDDINGの阿部でございます。
 
こちらのブログを読んで頂いている皆様の中には結婚式を控えていらっしゃる方、これから考えていらっしゃる方。様々な状況の方がいらっしゃることと思います。ではそんな皆様に質問です。
 
『結婚式をどんな風に創りあげていきますか?』
 
今の時代は雑誌のみならず、インターネットには様々なまとめサイト、口コミ、SNSでの卒花さんの投稿、動画・・・
結婚式の実例やアイデアが数多く溢れており、皆様もたくさんの情報を得ていらっしゃることと思います。
ではその中からどうやって取捨選択をして自分たちの結婚式を創っていきますか?
実はこれは情報が溢れている今の時代だからこそ、難しいことなのではないかなと思っています。
 
本日は普段、私たちがどんなふうに結婚式を創っているか、大切にしていることをお伝えしていけたらと思います。
実際に結婚式を挙げられたお二人をご紹介しながらお伝えさせていただきますので、本記事を読んでいらっしゃる皆様の結婚式にも参考になればと思います。
 

 
 

-結婚式の軸となるお二人の想い-

 
『お二人の想い』これが結婚式を創るうえで最も大切なことになります。
とはいえ、『お二人の想いってなんだ?』と思われていることと思いますので、順を追ってお話させていただきます。
まずは大前提、お二人同士は結婚されるとはいえ、自分ではない他人です。
全く同じ価値観の人は二人と存在しないからこそ、お互いの価値観や考え方を話したり聞いてみる時間を持つことが大切だと感じます。
それは分かり合うことが目的ではなく、『お相手の考えを知る』ことを目的としています。
どんな理由でどんな考えに至っているのか。それはその方の生きてきた人生観が表れているからこそ、それをお互いに知る機会を持つことは大事なことだと考えています。
 
 
■なぜ結婚式を挙げるのか?
 
その上でまず伺っていること。それは『なぜ結婚式を挙げるのか』。
ご夫婦となるお二人は入籍届を出せば夫婦という関係性になります。
その中で結婚式を挙げるという選択をされたお二人。そこにはどんな想いがありますか?
もちろんお二人ともその理由は違っていいのです。
 
『家族を安心させたい』
『親孝行・おばあちゃん孝行をしたい』
『けじめのためにやりたい』
『お世話になった人へ感謝を伝えるためにやりたい』



あなたは何のために結婚式を挙げますか?
これが結婚式のスタートの際に必ず伺っていることになります。
 
こちらのお二人が大事にしていた結婚式を挙げる理由は、
『自分の人生に欠かせない大好きで大切な人たちを、大好きな人に紹介したい』
というものでした。
お二人は今まで様々なコミュニティや関係性の中で深く深く関係が結ばれた方がたくさんいらっしゃいました。
でもご家族にはその皆様をご紹介したこともなく、
今は離れた距離で暮らしている方も多いからこそ、この機会に本当に大切と思っている方に来ていただいてどの時代にどんなふうに支えていただき、関係を紡いできたのか、
そんなことを伝える機会は結婚式しかない、と思われたからこそ、結婚式を挙げる選択をされました。
 
 

■お顔触れはどなたですか?
 
結婚式を挙げる理由を伺ったら、どんなお顔触れをご結婚式でお招きするのか、を伺っていきます。
今回のお二人は、先程のご結婚式を挙げるご理由から考えた時に自然と呼ぶべきゲストも決まってきました。
一緒にお二人の人生を幼少期から振り返りながら、どんな時期にどんなことをし、どんな出会いがあって今につながっているのか。
ご新郎様は、大切な、だけどあまり自分の気持ちを直接伝えてこなかったご家族様。今でもお世話になっているアルバイト先の仲間、学生時代に苦楽を共にしたゼミの仲間、部活の仲間。
ご新婦様は、喧嘩もするけど大好きなご家族様。地元に帰ればいつでも安心できる家族のように心を許している学生時代のご友人。楽しみをたくさん教えてくれたサークルの仲間。
 
そんな風に、お顔触れを考えていきました。
誰をお招きするべきか、それは結婚式の目的によっても変わってくると思います。
そして大切にして欲しいと思うのは、お付き合いで呼ぶことなどではなく、お二人が結婚式という人生の節目に誰にいてほしいか?ということです。
私はお手伝いしている中で、ゲストおひとりおひとりが、自分がなぜこの結婚式に呼ばれたか、分かるくらいにお二人の想いが伝わる時間にしたい。
そんな風にも思っています。
 
あなたにとって、大切な人はどなたですか?
 
 
■結婚式をしたあとのこと
 
結婚式の時間を過ごした先の人生のほうが長いです。そして結婚式というのはお二人の夫婦としてのはじまりの日です。
結婚式という時間を過ごした先に、ゲストの皆様との関係性がどうなっていったらいいのか、
お二人のどんな想いが伝わっていたら結婚式をやって良かった!と思えるのか。
そんな目線合わせも最初のお打合せでお話をしていきます。
 
お二人は結婚式を挙げるご理由が『自分の人生に欠かせない大好きで大切な人たちを、大好きな人に紹介したい』でしたが、
そこからよりお二人のことを知っていただき、応援していただける関係になること。二人らしく感謝の想いを伝えることで関係性がより深まっていくこと。つながりが増えること。
そんなことが叶ったらいいね、というお話をさせて頂いておりました。
 
 

-想いを形にするコンセプト・テーマ設定-

 
 
ここまで、パズルで言う部分のピースとなる要素をたくさんお伺いして集めてきました。
ここからいよいよパズルの全体設計の絵を考えていきます。
それが『コンセプト・テーマ設定』になります。想いがあっても形にできないとそれは伝わりません。
お二人から様々なことを伺う打合せのあと、プランナーの方でどんな1日をご提案しようかな?と考えていきます。
それが『コンセプト・テーマ設定』です。
 
実際、どんなふうに考えていったかというと、こちらです。
 

 

 
コンセプトは、『ただいま。』
このコンセプトに込めた想いがこちらです。
 
 
—————————-
 
『ただいま。』
 
『ただいま』と帰ってきたらそこには安心できる心許せる人がいる。
帰ってくればそこでは家族が集い、食事を囲みながら、今日はこんなだった、あんなだった
と嬉しいことも悲しいことも全てを共有してきた
家族も友人もここに集まってくれる人たちは
たくさんの時を共有し、たくさんの想いを共有してきた、気心知れた家族のような方だけ。
そんな皆様と過ごす時間は、思わず『ただいま』って言いたくなるほどの
自宅のような、そして愛されていることを感じられる安心感。
大好きな人を大好きな人に紹介する。
そんなゲストが主体の時間で気張らない時間
来てくれた皆様とともに今までを振り返り 懐かしみ 知り合い 楽しめる時間
リラックスして食事をし お酒を飲み そして二人が1人1人にもてなしをして
個々が個々として気張らずに楽しめる
その空間や時間の中に二人の感謝の想いもちりばめられている
結婚式の先には、この二人や皆と今後も一緒に過ごしていきたい
そんな前向きな気持ちが大きく大きく、心に届いているように

 
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打合せで伺ったことを基に、結婚式のゴールを決めていき、プランナーが考え、まとめたものになります。
ここから、これを形にするにはどんなアイテムでどんなふうに創っていくか?がこちらです。
 

 

 
お二人のお話を伺っていて印象的だったのが、結婚を決断されたときのエピソード。
台風の中、ご新郎様が帰宅されたときにご新婦様がいつもと変わらぬ姿で、変わらぬ様子で『おかえり』と迎えてくれたときに、安心感を感じて、ずっとこの先も一緒に生きていきたいと思われたそう。
その、自然体なお二人の空気感を家族のような大切なゲストの皆様にも感じてもらいながら過ごすことができれば
お二人が改めて感謝の言葉を伝えること以上に、伝わるものがあるのではないか。そんな風に考えました。
そこから会場となる『明王院』をまるで二人の自宅に招いたような感覚で、自宅でホームパーティーをするかのように、ゆっくりと二人らしいもてなしをしながら過ごせる空間を創ろう。
そう考えてご提案させていただくことを考えていきました。
 
こちらの私からのご提案は、2回目の打合せの際にご提案として伝えさせて頂き、お二人の想いの方向性とマッチングしているか、叶えられているのかをお話させていただきます。
(この瞬間はいつでも毎回プロポーズをするような気持ちで、ドキドキします)
そのようにして結婚式の軸となるものを定めて、パズルのピースを組み立てていく打合せに進んでいきます。
 
 

-実際に創り上げていくこと-

 
 
■衣装・スタイリング
 
元々お着物がお好きだったご新婦様。
そんなご新婦様にはちりめんで作られたやわらかな素材で上品な印象の白無垢と、
反して自毛で結い上げる文金高島田と角隠しで離れて暮らすご新婦様の意志を表現出来るようにご提案しました。
 

 

 
パーティのスタートには、白無垢から引き振袖にお召し替えされ、ヘアスタイルも作り込みすぎず、自宅で過ごすリラックス感を感じていただけるようにご提案させていただきました。
 
■会場装飾
 
ご自宅にもたくさんの植物を育てていらっしゃるお二人。そのお二人の自宅に来たかのような、そして明王院の緑豊かな雰囲気と合うような
豪華絢爛なお花ではなく、自然やグリーンを基調としたやわらかい装飾をご提案しました。
 

 
 
いつでも自転車でお出かけれていたお二人。二人の自宅に帰ってきたかのように庭園にご提案したウェルカムスペースには、前撮りの写真や装花と共に、二人のマウンテンバイクも一緒にお迎え。
 

 

 
 
■進行スケジュール
 
●紅差しの儀
まずはご提案させていただいたのが紅差しの儀。
直接的な言葉を伝えることは恥ずかしい、そんなご新婦様には紅差しの儀の時間をご提案させていただきました。
 

 
 
紅差しには魔除けの意味が込められています。離れて暮らす娘へ、幸せになってね。そんなお母様の想いを形にしてあげることの親孝行の時間。
言葉はなくとも、娘を見つめる優しいまなざし、少し震えるお母様の手、照れくさそうなご新婦様。
そのひとつひとつで伝わるものがあったと思います。
 
●フードトラック
次に皆様が楽しんで過ごせるようにとご提案させていただいたのが、フードトラック。
無農薬で作られた果物を使って一から手作りされているジェラートやスムージー、カクテルをご用意させていただき、まだ暑さの残る9月に気持ちよく過ごしていただけるように、とご提案させていただきました。
 

 

 
●お母様からの新郎新婦様紹介
そこからお庭で乾杯をして宴のスタート。
会場内では、誰より想っていらっしゃるお母様に、新郎新婦様のご紹介文を考えていただいて、お母様に紹介をしていただくという時間を設けました。
お母様にも事前に依頼させていただき、恥ずかしながらも喜んで引き受けてくださったお母様。
 

 

 

 

 
当日もたくさんたくさん、この機会に普段は恥ずかしくて娘、息子に伝えられなかった気持ちも乗せて伝えてくださいました。
時折涙を見せながらお話を聞いていらっしゃったご新婦様。ご家族の絆や形を見たような気がします。
 
●ゲストの皆様のご紹介
そこからは『お二人にとっての大好きな人を大好きな人に紹介する』時間を取っていきました。
皆様とどんな時代にどんなふうに関わりどんな風に思っているのか。
お声も頂きながら過ごす時間は、お互いを知り合う、家族が繋がったような時間となりました。
 

 
 
披露宴の後半はその知り合った想いをより深くしていただけるように、自由に庭園で過ごす時間にさせて頂きました。
お母様とご新婦様のご友人がお話をされていたり、ご新婦様とご新郎様のご友人が仲良くなられていたり。そんな垣根を超える時間が生まれていったのです。
 

 

 
■距離が離れていても繋がれること
 
こちらはご新郎様とご新婦様のご友人と内緒で進めていた話です。
今回コロナ禍で新婦ご友人がいらっしゃれない方々がたくさんいらっしゃいました。
だけど思う気持ちがある。それを叶えるために、サプライズで皆様からのビデオメッセージを集めていただき、披露宴後にお披露目することに。
あえて披露宴中にこの時間を組みこまずにプランニングさせて頂いたのには理由があります。
 
ビデオメッセージをつくってくださったご友人様とオンラインで繋ぐ予定でしたので、ビデオを見終わった後にしっかりと新婦様と話す時間をとって差し上げたかったこと。
気遣い屋さんのご新婦様なので、披露宴中だと他のゲストの皆様のことを気にされてしまったりするだろうなということも考えられたこと。
そんな理由から披露宴が結んだあとに、準備させて頂き、ビデオメッセージの上映と、オンラインでそのままご友人様とも繋がって想いを伝えあう時間をお取りさせていただきました。
 

 

 

 
実際にお写真も踏まえながらお伝えさせて頂きましたが、実際の結婚式の様子は、結婚式の実例紹介ページにも掲載させて頂いております。
是非そちらもご覧くださいませ。
 
≫≫感動レポート
『ただいま。と言いたくなる場所』
 
私たちは日々このような形でお二人にとってどんな1日がいいのか?を考えながらお手伝いさせていただいています。
お二人によって、結婚式を挙げる理由も、背景も、異なります。
だからこそそのお二人にとっての形をインターネットの情報以上に考え形にさせて頂きたいと思っています。
これからご準備をされるお二人も、今まさに準備中のお二人も、是非本日お伝えさえていただいたことを大切に、お相手様ともお話されてみてください。
そして私たちがその想いををそれ以上の形で叶えることができれば幸いです。